温室で育った茶の新芽を手摘みする研究員ら(木津川市相楽台・福寿園CHA遊学パーク)

温室で育った茶の新芽を手摘みする研究員ら(木津川市相楽台・福寿園CHA遊学パーク)

 「日本一早い」という新茶の初摘みが6日、京都府木津川市相楽台の福寿園CHA遊学パークであった。温室で育った柔らかな新芽を新春早々、研究員らが一つ一つ手で摘み取った。

 茶の栽培を研究する同パークの約100平方メートルの温室では、昨年11月下旬から夜間も蛍光灯を照らして夜の時間を短くし、茶が深い休眠に入らないよう工夫。さらに暖房で常時20~25度に保って生育を促し、昨年12月6日に芽生えた。
 冬の日差しは弱く、温室内は霧を発生させて湿度を高くしているため、新芽は柔らかく、十分なうまみと爽やかな香りを持ち、高品質が期待できるという。
 この日は福井正興社長らが茶葉を摘み、宋から茶の種を持ち帰った栄西禅師ら先人の像に供えた。続いて研究員ら約15人が手摘みで約5キロの茶葉を収穫した。午後に同社の宇治茶工房(宇治市)で手もみ製茶して茶を振る舞い、招待客をもてなした。