集落を回り、豪快に冷水をかぶる中西さん(近江八幡市白王町)

集落を回り、豪快に冷水をかぶる中西さん(近江八幡市白王町)

 上半身裸で水をかぶって集落を回る伝統行事「水行(みずぎょう)」が6日、滋賀県近江八幡市白王町であり、行者役の男性2人が寒さに耐えながら無病息災を祈った。

 修験道の地、大峯山寺(奈良県)を参詣する代参講の行事で、明治初期から続くとされる。今年は会社員大西寛和さん(32)と滋賀県立農業大学校2年中西源基さん(19)が行者役に立候補した。
 集落内の道路(約700メートル)沿いの民家約20戸の玄関前には、ナンテンの葉と水の入ったバケツが置かれた。2人は、腰みのとわらじを身につけ、首に数珠をかけてそれぞれ異なる地点から出発。先導役の「お水取り」に続いて集落を巡った。バケツを持ち上げると、数珠を口にくわえながら「南無行者不動」と唱え、勢いよく水を頭から浴びた。
 水行を終えた中西さんは「皆さんの健康を祈りながら水をかぶった。農業で地域を盛り上げる決意表明もした」と体を震わせて話した。