滋賀県警本部

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 2019年の滋賀県内の交通事故死者数は57人で、前年を18人上回ったことが7日までに、県警への取材で分かった。5月に大津市で園児列に車が突っ込み16人が死傷した事故や、竜王町の名神高速道路で複数の死者が出る多重衝突事故などの影響で増加した。一方で人身事故件数と負傷者数は減少し、58年ぶりの低水準となった。

 県警交通企画課によると、死者数のうち歩行者が25人を占めた。65歳以上の高齢者が28人、15歳以下が6人だった。同課は「重大事故に加え、昨年1~2月は暖冬で外出が増え、歩行者の死亡事故が多かった」と分析している。

 シートベルト非着用者は6人で、うち3人は締めていれば助かった可能性があった。昨年ゼロの飲酒事故による死者は3人だった。

 人身事故件数は3671件(前年比12・8%減)、負傷者数は4620人(同13・8%減)だった。事故件数3千件台と負傷者数4千人台は、いずれもモータリゼーションが進む前の1961年以来の低水準。県内の自動車保有台数は61年の約35倍になっており、同課は「交通安全施策や自動ブレーキなど車の安全性能向上が奏功した」としている。