晋山式で本堂を進む武田圓寵貫首(左から2人目)=30日午前10時27分、大津市坂本5丁目・西教寺

晋山式で本堂を進む武田圓寵貫首(左から2人目)=30日午前10時27分、大津市坂本5丁目・西教寺

 大津市坂本5丁目の西教寺(天台真盛宗総本山)で30日、武田圓寵(えんちょう)氏(76)が同寺貫首と同宗管長に就任したことを内外に披露する晋山(しんざん)式が行われた。天台系宗派の高僧や檀信徒たち約700人が就任を祝った。

 午前10時半ごろ、緋(ひ)色の法衣と探題帽を身に付けた武田氏は、22人の式衆らと伏見城から移築されたとされる客殿(桃山御殿)を出てゆっくりとした歩みで本堂に進んだ。

 式には、真盛宗の僧侶や檀信徒をはじめ、森川宏映天台座主、福家英明三井寺長吏のほか、石山寺や知恩院、日吉大社の代表者らも参列。武田氏は本尊の阿弥陀如来を前に、「一切衆生の抜苦与楽を祈るのみなり」などと奉告文を読み上げ、決意を示した。

 武田氏は、旧満州(中国東北部)出身で京都大法学部卒。同宗の宗議会議員や教学部長、事務方トップの宗務総長などを歴任。福井県の織田町長(現越前町)なども務めた。