近江タクシー(滋賀県彦根市)と滋賀第一交通(栗東市)のタクシー2社は30日、近畿運輸局に滋賀県内の運賃の値上げを申請した。乗務員不足の解消に向けた賃金改善が主な理由という。

 値上げされれば、消費増税分を価格転嫁した2014年以来となる。

 近江タクシーは大津市地区で平均12・81%、滋賀北部地区(大津市以外)で同12・75%の値上げを申請した。同社は390台を抱える県内最大手。

 滋賀第一交通は、滋賀北部地区で平均14・55%の値上げを申請した。

 乗務員不足による経営悪化などを値上げの理由に挙げ、他産業の労働者との賃金格差を是正する原資にする、としている。併せて、初乗り運賃を乗りやすい価格に設定するという。

 今後、県内の他のタクシー会社も追随して値上げを申請すれば、運輸局が審査に入る。値上げの実施は早くても来年夏以降になる見通し。