土を洗い流して積み上げられた淀大根(久御山町東一口)

土を洗い流して積み上げられた淀大根(久御山町東一口)

 京野菜のひとつで冬の味覚「淀大根」の出荷が、巨椋池の干拓地が広がる京都府久御山町東一口(いもあらい)でピークを迎えている。地元農家が早朝から野菜集出荷所に集まり、洗い上げた真っ白な大根を次々と積み上げた。

 淀大根は東一口地域で栽培される聖護院だいこんで、甘くて味がしみ込みやすく、煮崩れしにくいのが特長。東一口淀大根出荷組合の12軒が生産している。京都市や東京都、九州地方などに発送し、今シーズンからは加工用として大手コンビニ向けにも出荷している。
 淀大根を育てて半世紀になる内田裕夫さん(68)方では、1日に約250個の大根を一つずつ手作業で洗う。選別しやすいよう積み上げた後、葉を切り落として箱詰めしている。
 暖冬で害虫被害が出たが、例年並みの大きさに成長したという。内田さんは「炊くと大根の甘みが増して絶品。サラダに入れてもおいしい」と話した。
 収穫は3月初旬ごろまで続く。