支柱の上部(左上)に設置され、3カ国語で注意を呼び掛けるスピーカー=高島市鵜川・白鬚神社

支柱の上部(左上)に設置され、3カ国語で注意を呼び掛けるスピーカー=高島市鵜川・白鬚神社

白鬚神社近くの国道161号に書かれた英語の路面標示

白鬚神社近くの国道161号に書かれた英語の路面標示

 観光スポットとして知られる滋賀県高島市鵜川の白鬚(しらひげ)神社の境内に、高島署が日本語と英語、中国語の3カ国語で交通安全を呼び掛けるスピーカーを設置した。琵琶湖上にある大鳥居を見ようと神社前の国道161号を横断する観光客が絶えないためで、国土交通省滋賀国道事務所も昨年末に英語の路面標示を近くに設け、安全対策を進めている。

 スピーカーは境内の外灯支柱の高さ約2・5メートルに取り付けられ、人が近づくとセンサーが感知し「国道の横断は危険ですのでご遠慮ください」とメッセージを流す。費用は神社側が負担した。3カ国語の看板も昨秋、境内に設置した。
 滋賀国道事務所は、国道沿いの2カ所に「SLOW DOWN」(減速)の路面標示を設けた。外国人ドライバーの増加が今後予想されるためといい、担当者は「英語の路面標示は全国の国道でも珍しいのではないか。日本人にとっても目に付くはず」と効果を期待する。
 高島署によると近年、同神社近くで歩行者を巻き込む事故は起きていないものの、国道161号での人身事故(神社から1キロ以内で発生)は過去5年間に12件あり、「いつ巻き込まれてもおかしくない」とする。
 梅辻春樹宮司(72)は「警察や行政の取り組みは心強い。安全に大鳥居を拝んでいただく環境が整えばいい」と話している。