燃えさかるたいまつの前で乱舞し、気勢を上げる若衆たち(11日午後9時5分、滋賀県守山市・勝部神社)

燃えさかるたいまつの前で乱舞し、気勢を上げる若衆たち(11日午後9時5分、滋賀県守山市・勝部神社)

 大蛇に見立てた巨大なたいまつを燃やして無病息災を祈る奇祭「火まつり」が11日、滋賀県守山市勝部1丁目の勝部神社と同市浮気町の住吉神社で営まれた。真っ赤に燃えさかる炎が夜空を焦がし、ふんどし姿の若衆が勇壮に踊った。
 土御門天皇の病を治すために大蛇を焼き払ったという伝承に由来し、800年以上続くとされる行事。たいまつは勝部神社が大蛇の胴体、住吉神社が頭部を表すとされ、ともに県無形民俗文化財に選択されている。
 勝部神社では長さ約5メートルのたいまつ12基が並べられ、午後9時ごろに一斉に点火された。パチパチと音を立てて燃えさかる炎の前で、13~34歳の氏子ら約80人が肩を組んだり、肩車をしたりして「オイサーオイサー」と声を上げながら乱舞。境内には多くの参拝者が詰めかけ、迫力ある光景に見入った。