【資料写真】松尾大社(京都市西京区)

【資料写真】松尾大社(京都市西京区)

 宿直勤務時間帯の残業代などが支払われていないとして、松尾大社(京都市西京区)の神職だった男性らが同大社に対し約1850万円の支払いを求めた訴訟が、15日までに京都地裁(藤田昌宏裁判長)で和解した。

 訴状によると、男性は1996年から2017年1月まで同大社に勤務。月数回の宿直ごとに30時間以上勤務したが、残業代や休日出勤の手当が支払われなかったとし、宿直の際の施設管理や警備は業務に含まれると主張。また男性の妻は08年から8年間、関連の神社で事務などに従事したが、賃金が払われなかったと訴えていた。
 松尾大社側は、賃金の支払い対象は会計事務に限られ、祭祀(さいし)は神職の行為で神社の指揮監督権に属さないと主張。開門などの施設管理は一般的な防火、盗難予防で通常業務と無関係と主張していた。和解条項は非公開で、松尾大社は「無事に和解できた」としている。和解は昨年12月13日付。