ジュニアの部男子シングルスで準優勝を飾った松島輝空(丸善インテックアリーナ大阪)

ジュニアの部男子シングルスで準優勝を飾った松島輝空(丸善インテックアリーナ大阪)

 全日本卓球選手権の第4日は16日、丸善インテックアリーナ大阪で行われ、ジュニアの部男子シングルスは竹田小6年の松島輝空(そら)(木下グループ、京都市伏見区)が史上最年少で決勝に進出した。決勝では吉山僚一(愛工大名電中)に敗れ、準優勝となった。

■パリへ 無限の可能性

 実力は本物だった。ジュニアの部男子シングルスで12歳の松島は高校生を次々と撃破し、準優勝を果たした。現在世界ランキング5位の張本すら小学6年では4強止まり。幼い頃から実力を認められ、比較されてきた先輩の記録を塗りかえた。「優勝できなかったのは悔しいが、進歩したかなと思う」と控えめに喜んだ。

 準々決勝ではジュニア日本代表の曽根(愛工大名電高)を破り、4強に初めて進出。準決勝の相手は、昨年の準々決勝で完敗した横谷(愛工大名電高)。前回は相手の力強いサーブに押されたが、今回は低いレシーブを心がけて対応した。逆に、回転力を増したサーブを打ち込んで主導権を握り、3-1で快勝。中学王者の吉山との決勝では終盤にミスが出て敗れたものの、父親の卓司コーチは「苦しくてもいらいらせず、精神的に強くなった」とたたえる。家族が運営する田阪卓球会館(京都市伏見区)で練習し、全日本選手権の学年別種目を6年連続で優勝した俊英。4月から、東京にある日本オリンピック委員会のエリートアカデミーに拠点を移す。「4年後のパリ五輪に向けて、1試合1試合頑張るのが目標」ときっぱり。148センチの小さな体には、無限の可能性が詰まっている。