大津地裁

大津地裁

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で服役後、再審開始が確定した元看護助手西山美香さん(40)の再審公判に向けた最後の三者協議が16日、大津地裁で開かれた。弁護団が会見し、判決が3月31日に言い渡される見通しが強いことを明らかにした。


 弁護団によると、この日までに公判で請求する証拠について大部分の調整を終えた。井戸謙一弁護団長は昨年4月から続いた計8回の三者協議を振り返り、証拠開示が一定進んだ点などを評価した一方、「検察が立証を事実上、放棄した経緯が分からず、公益の代表者として納得がいく説明をすべきだ」と強調した。
 公判で被告人質問は約1時間にとどめる予定で、井戸弁護士は「早期の無罪獲得を優先した。無念さはあるが、許された時間の中で問題点をあぶり出したい」と述べた。
 公判は2月3日に始まり、同10日に結審する見通し。検察側は事実上、有罪立証を断念する方針を示しており、西山さんの無罪は確定的になっている。