京都アニメーション第1スタジオに向かって手を合わせる男性(18日午前9時50分、京都市伏見区)

京都アニメーション第1スタジオに向かって手を合わせる男性(18日午前9時50分、京都市伏見区)

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオが放火され、36人が死亡、33人が重軽傷を負った事件は18日、発生から半年を迎えた。現場となったスタジオや、作品の舞台となった「聖地」では、亡くなった社員の冥福を祈り、京アニの再起を願うファンの姿があった。さまざまな感情を胸に事件への思いを新たにした。

 本格的な解体工事に向け、防音シートで覆われた第1スタジオ前には、朝からファンが弔いに訪れた。愛知県岡崎市の男性会社員(60)は「亡くなった人たちの絵がもう見られないと思うと、いまだにこみ上げてくるものがあるが、事件当初に比べると、最近はようやく落ち着いてきた」と話した。
 学生時代は吹奏楽部に所属し、京アニのファンになったのは、吹奏楽にかける高校生の青春を描いた「響け!ユーフォニアム」がきっかけという。「ファンでさえ、まだまだ引きずっている。ご遺族はもっと深い悲しみの中にあると思う」と気遣った。