元服式で因みの親から冠を授けられた学生ら (京都市上京区・梨木神社)

元服式で因みの親から冠を授けられた学生ら (京都市上京区・梨木神社)

 武家の礼法で成人たちを祝う小笠原流の「元服式」が19日、京都市上京区の梨木神社で催された。大学生5人が装束をまとい、冠をかぶる儀式を通じて節目を飾った。

 小笠原流は鎌倉期に起源を持つ武家の弓馬術や礼法で、将軍家の師範を務めたこともあるとされる。梨木神社の元服式は約20年前から行っており、今回は京都工芸繊維大や奈良大、大阪芸術大の弓道部員が参加した。
 31世宗家の小笠原清忠さん(76)が立ち会う中、舞殿で儀式を営んだ。幼少時の装束を着た学生たちは男性が直垂(ひたたれ)、女性が水干(すいかん)に着替えると、後見役の「因(ちな)みの親」から、烏帽子(えぼし)をかぶらせてもらい、頭を垂れた。
 式を終えた京都工繊大1年の男子学生(20)=左京区=は「友人の誘いで参加したが、成人式とは違う緊張感があり、ミスをしないよう気を配った。改めて身が引き締まる思いがする」と話していた。