京都府教育委員会は31日、2019年度全国学力テストの府内公立小中学校の結果を公表した。全国順位は小6が前年度の8位から10位に、中3が12位から13位に下がった。小中学校ともに「勉強が好き」という児童生徒の割合が全国平均より低い傾向がみられた。

 国語と算数・数学は、これまで基礎知識の問題と知識を活用する問題が別々だったが、今回から一体化した。文部科学省は過度な競争をあおらないよう、17年度から都道府県の正答率は小数第1位を四捨五入した整数値で公表している。

 教科ごとの府内の正答率は、小6の国語が66%(全国平均63・8%)、算数は68%(同66・6%)、中3の国語が73%(同72・8%)、数学が61%(同59・8%)、英語が56%(同56・0%)だった。府教委によると、小数第1位まで含むと全教科とも全国平均を上回っているという。

 京都市立学校だけでみると、小6の国語で1ポイント高かった以外は、府全体の平均と同じだった。

 児童生徒に対する調査では、「国語の勉強は好きですか」という問いで、中学校は「当てはまる」と「どちらかといえば、当てはまる」の合計が56・0%と、全国平均を5・7ポイント下回った。小6、中3の他教科でも同様に全国平均を下回る傾向がみられた。

 学校の授業時間以外に普段(月~金曜日)に1日当たり勉強する時間(学習塾や家庭教師を含む)は、中学校で1時間以上の割合が64・0%と、全国平均を5・8ポイント下回った。小学校は全国並みだった。

 調査対象学年で学用品費などを支援する就学援助制度を受ける児童生徒が20%以上いる学校が、小学校で31・7%(全国平均22・2%)、中学校は43・8%(同26・9%)に上り、いずれも全国平均より多かった。

 調査は府内の小学校369校の2万4人、中学校171校の1万7927人が受けた。府教委は「学力が厳しい層に補充学習をするなど基礎基本の定着に向けた取り組みが学力向上に結びついている」としている。