お茶屋にあいさつに訪れた芸舞妓たち(1日午前10時30分、京都市東山区)[LF]

お茶屋にあいさつに訪れた芸舞妓たち(1日午前10時30分、京都市東山区)[LF]

 京の花街の芸舞妓たちが芸事の師匠やお茶屋に感謝の思いを伝える夏の行事「八朔(はっさく)」が1日、京都市内であった。厳しい暑さとなった東山区の祇園一帯では日傘を手にした黒紋付き姿の芸舞妓らが街を行き交い、訪問先でにこやかにあいさつを交わした。

 同区末吉町のお茶屋には午前10時すぎから、芸舞妓が代わる代わる訪れ、「おおきに。おめでとうさんどす」「相変わりもせず、おたのもうします」と丁寧に頭を下げた。出迎えたおかみは「暑いのにごくろうさん。気を付けて」とねぎらいの笑顔を向けていた。

 八朔は旧暦の「八月朔日(ついたち)」のことを指し、もともとは農家が豊作を願う習わしとされる。花街では新暦の同日、日頃からお世話になっている人たちを訪ねて回る風習として続けられている。