願い事を書いた短冊の付いた風鈴を掛ける参加者たち(京都市東山区・清水寺)

願い事を書いた短冊の付いた風鈴を掛ける参加者たち(京都市東山区・清水寺)

 岩手県の工芸品「南部風鈴」の音色を真夏の清水寺(京都市東山区)で楽しんでもらおうと、京都岩手県人会有志らでつくる「京都清水寺で南部風鈴を愛(め)でる会」が31日、境内で風鈴の掛け初め式を行った。回廊に500個の風鈴がつるされ、式では地元の東山開睛小中6年生3人が、風鈴の短冊に書いた願い事に込めた思いを発表した。

 岩手と京都の縁を結び東日本大震災からの復興を願う行事で、今年で10年になる。掛け初めに先立って本堂で法要が営まれ、節目の年を記念して京都在住のフォークシンガー北村謙さんが作ったイメージソング「風よ伝えておくれ」が紹介された。

 風鈴には東山開睛小中や岩手県釜石市の小学生をはじめ関係者が願い事を書いた短冊が付けられている。式では「自然災害で亡くなる人が少ない社会になりますように」との願いを書いた同小中6年酒井芽依さん(12)が「震災でつらい思いをする人が減るように、私たちができる対策を心掛けたい」と話した。

 同小中の吹奏楽演奏などもあり、出席した約60人がこれまでの歩みを祝い、今後も続く交流を願った。風鈴は8月末まで飾られる。