ダチョウの彫刻を寄贈した細川さん(左)=京都府南丹市八木町・氷室の郷

ダチョウの彫刻を寄贈した細川さん(左)=京都府南丹市八木町・氷室の郷

 ダチョウが飼育されている京都府南丹市八木町の八木農村環境公園「氷室の郷(さと)」にこのほど、同郷のダチョウをモチーフに創作を続けてきた彫刻家細川忠夫さん(77)=精華町=が作品を寄贈した。精巧に作られた2体の仲むつまじいダチョウの彫刻が施設のロビーに展示され、来訪者を迎え入れることになった。

 細川さんは企業を定年退職した後、大阪府茨木市のシニア向けの学校で彫刻を始めた。動物をモチーフにしてきたが、ユニークな形からダチョウにひかれ、6年前からインターネットで見つけた同園に通って観察を続けた。ダチョウの彫刻で2014年から日展に入選を続けてきた。

 寄贈された作品は「愛・育む」で2体のダチョウが寄り添って立ち、細かな毛並みも表現されている。高さ1・6メートル、幅1・1メートル。粘土で成形した後に石こうで型をとり、樹脂を流し込んで創作した。日展に初入選した時の作品で細川さんは「思い入れが深い作品で、感謝を込めて寄贈できてうれしい」と話した。