野鳥の姿を忠実に表現した彫刻作品を見つめる山崎さん(大津市におの浜2丁目・西武大津店アートサロン)

野鳥の姿を忠実に表現した彫刻作品を見つめる山崎さん(大津市におの浜2丁目・西武大津店アートサロン)

 米国メリーランド州で毎年開かれる野鳥彫刻の大会「ワード世界選手権」で多数の入賞歴がある野鳥彫刻家山崎寿明さん(77)=滋賀県甲賀市甲南町希望ケ丘4丁目=の作品展が、大津市におの浜2丁目の西武大津店アートサロンで開かれている。今にも飛び立ちそうなキビタキやシジュウガラなどの31点が並ぶ。5日まで。

 自然へのあこがれから、50歳の頃、野鳥彫刻を趣味で始めた。その数年後に、第一人者の清水正廣さんから指導を受け、技術が上達。権威ある同選手権で2008年から入賞し、19年にはプロが出品する上級で3位となった。

 作品はすべて原寸大。甲賀市内でよく目にするカワセミをはじめ、モズやクマゲラ、オオルリのほか、日本に生息していないカージナルや、19年の同選手権上級3位の作品「アナホリフクロウ」も展示している。

 野鳥の姿を忠実に表現するため、骨格や羽の形、くちばし、目、色合いなどを入念に調べる。材料は米国産チュペロを使い、1点作るのに1日5、6時間の作業で半年ほどかかる。同じ鳥の彫刻を3体同時に彫り、納得した1体だけを残すという。

 山崎さんは「上手、下手でなく、生きているように彫れと教えられた。この年でやっと表現できるようになった」と、多くの来場を期待している。無料。