宵闇に提灯の光が浮かぶ中、境内を行き交う参拝者たち(3日午後7時10分、滋賀県多賀町・多賀大社)

宵闇に提灯の光が浮かぶ中、境内を行き交う参拝者たち(3日午後7時10分、滋賀県多賀町・多賀大社)

 1万2千個の提灯が夏の夜を彩る多賀大社(滋賀県多賀町多賀)の「万灯祭」が3日夜、始まった。柔らかな明かりに包まれた境内で、浴衣姿の親子連れやカップルが幻想的な雰囲気を楽しんだ。

 1955年から続く万灯祭は、死後の世界で祖先の霊を守る姫神「伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)」に感謝の献灯をする祭り。提灯に自身や先祖の名前を書いた短冊をつるして供養する。

 午後7時ごろ、日中の熱気が冷めやらぬ中、神木の立つ杉坂山(同町杉)で起こした火が本殿に供えられると、高さ12メートルの柱20本に連なる大小5種類の提灯が点灯。境内は参拝客の歓声に包まれた。

 友人と初めて訪れたという彦根翔西館高2年の女子生徒(16)は「提灯の明かりがとてもきれい。にぎやかな祭りの雰囲気が楽しい」と話した。

 5日まで。点灯は午後7時~9時半。