新たに設置された災害救援ベンダーで飲み物を買う生徒(京都市伏見区・京都工学院高)

新たに設置された災害救援ベンダーで飲み物を買う生徒(京都市伏見区・京都工学院高)

 京都市立高で、災害時などに無料で利用できる自動販売機(災害救援ベンダー)の設置が進んでいる。公共交通機関が止まるなどして生徒が帰宅できなくなった際、同ベンダーから飲料や食品を取り出せる。9月までに全9校で1台ずつ設置される。

 非常時に効率よく栄養や水分がとれるよう、同ベンダーの商品はイオン飲料やゼリー、バランス栄養食品を主にそろえた。停電しても手動で取り出せるように専用の管理キーを学校が保管する。商品は定期的に補充され、備蓄機能も備える。

 高校には市外から通学する生徒がおり、災害時などは帰宅困難者となる可能性が高いため、京都市教育委員会が設置した。設置事業者はプロポーザル方式で選んだ。

 7月30日には京都市伏見区の京都工学院高で設置セレモニーが行われた。設置事業者や学校関係者が参加し、除幕式をした後、砂田浩彰校長が「体育館が避難所に指定されているので、災害時には地域の方にも提供したい。生徒には普段から熱中症対策として利用してもらいたい」とあいさつ。セレモニー後は早速、生徒がイオン飲料水などを買い求めていた。