力強い作風の書が並ぶ連山さんの個展(滋賀県守山市立図書館)

力強い作風の書が並ぶ連山さんの個展(滋賀県守山市立図書館)

 全身の筋力が低下する難病を患いながら書道に励む滋賀県守山市の連山昂太さん(20)の個展が、同市立図書館で始まった。一画一画に力を込めて書く独特の作風の23点が来場者の視線を集めている。

 連山さんは3歳の時にミトコンドリア脳筋症と診断され、介助を受けながら日常生活を送っている。14歳で書道を始め、2014年から5年連続で市美術展覧会に入選。18年には25歳以下の奨励賞を受けた。

 個展は同館が主催した。「魂」「響」「努力」「希望」など、かすれた線が力強い印象を与える漢字作品のほか、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の全文をしたためた大作も並ぶ。制作時は、破れにくい特別な紙の上に座り、筆を紙に置く時だけ介助者の手を借りるものの、後は一人で書くという。連山さんは「作品を見る人に元気を与えたい」と話す。

 訪れた男性(45)は「強さと同時に、とげとげしくない気持ちの優しさも感じる。素人でも足を止めて見ようと思う作品」と見入っていた。

 7日まで。最終日は午後2時から制作実演がある。入場無料。