弘法大師像の前で手を合わせる縁日の参拝者ら(21日午前10時50分、京都市南区・東寺)

弘法大師像の前で手を合わせる縁日の参拝者ら(21日午前10時50分、京都市南区・東寺)

 京都市南区の東寺(教王護国寺)で21日、今年初めての縁日「初弘法」があった。冷たい風が境内を吹き抜けるなか、朝から多くの参拝者が訪れ、空海(弘法大師)像の前で手を合わせたり、約1200店の露店で買い物や品定めを楽しんだりした。

 空海は835(承和2)年3月21日に亡くなったとされ、毎月21日の縁日には多くの参拝者でにぎわう。今年初めての縁日とあって、漬物や骨とう品といった品々に加え、えとのねずみの焼きものを並べる店もあった。

 四国八十八所霊場を開いたとされる空海にちなみ、食堂(じきどう)の周りには各札所の砂や本尊を描いた軸で八十八所霊場を再現した「お砂踏み」の場所も設けられ、参拝者が静かに手を合わせた。右京区から自転車で訪れていた男性(69)は「健康に感謝しつつ、家内安全と無病息災を願って札所参りをした」と話した。