技術を磨くため丹精込めてお地蔵さんの祠を製作する若手大工(京都市上京区・府建築工業協同組合)

技術を磨くため丹精込めてお地蔵さんの祠を製作する若手大工(京都市上京区・府建築工業協同組合)

 京都府内の若手大工たちが技術力を向上させるため、お地蔵さんを安置する祠(ほこら)の製作に取り組んでいる。約1年半をかけ今月にも完成予定で「丹精込めて作った祠をぜひ地域で活用してもらいたい」と京都市内で寄贈先を募っている。

 手掛けているのは府建築工業協同組合(上京区)の若手大工育成グループ「葭(よし)塾」。毎週水曜の夜に仕事を終えたメンバーが集まり、これまで水車や箱階段作りで腕を磨いてきた。

 お地蔵さんの祠は薄い板を重ねるこけらぶきや金具の装飾など寺社仏閣建築にも通じる技術が詰め込まれているという。製作メンバーの田原健吾さん(28)は「普段の現場ではなかなか経験できない作業ばかり。一生懸命に細部まで丁寧に作ったので、祠がなかったり老朽化したりしている町内で使ってもらいたい」と話す。