4月以降に出版されたほぼ全ての児童文学本や絵本を展示している児童図書研究室(大津市・県立図書館)

4月以降に出版されたほぼ全ての児童文学本や絵本を展示している児童図書研究室(大津市・県立図書館)

 子どもの読解力を伸ばす一助になればと、滋賀県立図書館(大津市瀬田南大萱町)は、2019年4月以降に出版されたほぼ全ての児童文学本や絵本を、館内の児童図書研究室で紹介する取り組みを始めた。読み聞かせボランティアや学校関係者らが、子どもへの推薦図書や読み聞かせ本を選びやすくする工夫で、利用を呼び掛けている。

 同図書館は、毎年国内で出版される約5千冊の児童書のうち、伝記や物語といった文学本や絵本など計約4千冊を購入してきた。各1冊しかなく、貸し出し中も多く、遠方の図書施設に足を運んで実物を確認しているなどとの声が寄せられていたという。
 このため、同図書館は2019年度から、新刊児童書の文学本と絵本を全て2冊ずつ購入し、うち、1冊を研修・選定用として児童図書研究室で紹介し、1冊を従来通りに貸し出し用にした。
 児童図書研究室は、大人のみ入室でき、受け付けが必要。毎月、読み聞かせボランティアや保護者ら20人ほどが利用しているという。同図書館は「子どもにどんな本を薦めたらよいかと悩む保護者も多い。実際に本を手に取り、内容を見て借りてほしい」としている。