ラグビーW杯決勝のパブリックビューイング実施と平尾さんへの思いを語る杉本さん(中央)=京都市内

ラグビーW杯決勝のパブリックビューイング実施と平尾さんへの思いを語る杉本さん(中央)=京都市内

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の決勝戦(横浜市・日産スタジアム)のパブリックビューイング(PV)が11月2日、世界遺産である下鴨神社(京都市左京区)で開催される。「ミスターラグビー」として慕われた故平尾誠二さんとプレーした元ラガーマンらでつくる京都PV実行委員会が企画。7日に京都市内で記者会見があり、「平尾さんが見たかったであろう、世界中のファンが京都で最高峰の試合を応援している風景を実現したい」と思いを述べた。

 伏見工業高で全国高校大会を制し、同志社大や神戸製鋼でも平尾さんと一緒に日本一を果たした杉本慎治さん(55)が実行委員長を務める。杉本さんは「W杯の試合会場でもキャンプ地でもない京都で、何かレガシー(遺産)を残したい」と趣旨を語った。

 PVは約500人の観戦者を想定。開催費を790万円と見込み、半分近くの300万円を目標にクラウドファンディングで寄付金を募る。1万円の寄付で1人を観戦に招待する。ラグビーグッズを贈る寄付プランも用意し、13日からインターネットのサイトで受け付けを開始する。

 寄付金などによる収入が支出を上回れば、残額は、平尾さんと親交のあった山中伸弥氏が所長を務める京都大iPS細胞研究所に寄付する。旅行会社を通じて外国人観光客も招待する予定といい、元日本代表で左京区在住の坂田好弘さん(77)は「W杯の締めとなる決勝を京都で見届けられるのも何かの縁。大会が大成功に終わってほしい」と話した。サイトはhttps://mitate.kyoto/kpv/