さまざまなビジネススーツも並ぶ会場(京都市左京区・京都国立近代美術館)

さまざまなビジネススーツも並ぶ会場(京都市左京区・京都国立近代美術館)

 ファッションを通じて現代社会のありようやコミュニケーションについて探る特別展「ドレス・コード? 着る人たちのゲーム」が9日から、京都市左京区の京都国立近代美術館で開かれる。同館と京都服飾文化研究財団(下京区)の主催。

 同財団所蔵の現代衣装の他、写真、アート作品など計約300点。現代の「ドレス・コード(服装規定)」を巡る人々の行いを見つめ直し、「視(み)る」「視(み)られる」という自己と他者の関係性を問う。

 さまざまなビジネススーツを並べたコーナーは、スーツが「責任ある社会人」を主張する働く大人のユニホームであるとともに、色や形、デザインで個性も主張するファッションであることを示す。

 少女漫画家の高橋真琴の絵をプリントしたコムデギャルソンのドレスといったアートと融合した現代ファッションも紹介。同じ服装をしている市井の人を路上撮影したオランダの美術家ハンス・エイケルブームさんの作品など、着ることの自由さと不自由さについても光を当てる。

 同財団キュレーターの石関亨さんは「日々の服を、どんな思いで選び、組み合わせているか。装いを通じてどのように人を見ているのかを考える機会になれば」と話す。

 10月14日まで。有料。月曜休館(祝日の場合は開館して翌日休館)。