総選挙に使うイラストと投票用紙を手に投票を呼び掛ける森下さん(福知山市上紺屋)

総選挙に使うイラストと投票用紙を手に投票を呼び掛ける森下さん(福知山市上紺屋)

 福知山で明智光秀が果たした功績や人物像を「総選挙」で選ぶ取り組みを、京都府福知山市の市民団体が計画している。謀反人のイメージが強い光秀だが「町を築いた良い面を、楽しみながら知ってほしい」と企画した。4月11、12日に市中心部で開かれる「福知山お城まつり」で実施する。

 町おこしに取り組む市民でつくる「福知山の魅力再発見の会」。昨年は福知山ゆかりの「偉人」をテーマにした総選挙を行い、今回は第2弾となる。
 総選挙の「候補」は10項目を選定。「福知山城築城」や「地子銭(税金)の免除・楽市楽座」「水害から町を守る(明智藪(やぶ)・堤防)」など町の整備に関する項目や、「側室を持たず、妻(熙子)一筋」といった人物像などを挙げている。
 投票では、掲示板に張った各候補の中から「福知山にとって恩人」「人間的に素晴らしい」と思う項目を複数選んでもらう予定。イラストは市内で絵画教室を開く藤田真由美さん(57)に依頼している。
 昨年の「偉人」の総選挙では、10人の候補の中から3人を選ぶ方式で実施。投票者324人のうち275人が光秀に票を入れ、芦田均元首相やノーベル化学賞の下村脩さんらを抑え1位に輝いた。
 代表の森下修次さん(64)=同市上紺屋=は「今年はNHK大河ドラマの影響で多くの観光客も訪れるはず。結果が大事なのではなく、光秀の人物像が伝わるきっかけになってほしい」と話している。