大津地裁(大津市)

大津地裁(大津市)

 滋賀県湖南市の市立小学校空調設備工事を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反の罪などに問われた同市の前建設経済部長望月敬吾被告(61)と、公契約関係競売入札妨害の罪に問われた管工事会社「奥村設備」の代表取締役の男(72)、社員の男(49)両被告の初公判が9日、大津地裁(高橋孝治裁判官)で開かれた。3人は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、代表取締役の男は、2014年以降、入札に市外業者が多く参加するようになるなどし赤字経営に陥ったことから、社員の男に関係者から情報を聞き出すよう指示した、と説明。望月被告は16年夏から、近くに住み知人だった社員の男から繰り返し頼まれ、最低制限価格につながる設計金額を複数回伝えた、と指摘した。

 起訴状によると、3被告は共謀し、昨年5月10日の菩提寺小と三雲小、今年4月4日の菩提寺北小の空調設備整備工事に関する一般競争入札で、望月被告が社員の男に電話で非公開の設計金額を教え、それぞれの工事を同社に落札させた、としている。