滋賀県立高島高と安曇川高(ともに高島市)の学科改編案について、滋賀県教育委員会は9日、県議会の教育・文化スポーツ常任委員会で、高島高に国公立大進学に向けた「(仮称)総合文理科」を新設するなどの具体案を新たに示した。県議からは「地元住民や企業からもっと意見を聞くべきだ」などと慎重な検討を求める声が相次いだ。

 両校で定員割れが続く中、県教委は2021年度の実施を目指し、高島高に両校の普通科を一本化するなどして地域の生徒確保を図る改編案を6月に発表。さらにこの日は高島高の総合文理科新設のほか、安曇川高総合学科に医療や保育、スポーツ分野への進学を目指す専門を新設し、現行四つの専門を「建築・インテリア」や「ビジネスICT」などに改編し、五つの専門にすると説明した。

 高島市や同市教委と議論したとする県教委に対し、複数の県議から「高島の住民から説明を求める声が届いている」「定員割れへの早い対応が必要というのは同意見だが、準備が十分と思えない」などの意見が出た。県教委高校教育課高校再編室の担当者は「できるだけ早いてこ入れが必要。遠隔地の高校を選択しなくても、希望の進路に進めるようにしたい」と理解を求めた。