完成したごみ箱を受け取る神具店社長の南さん(同区・伏見稲荷大社境内)

完成したごみ箱を受け取る神具店社長の南さん(同区・伏見稲荷大社境内)

ごみ箱を手作りした稲荷小の児童と京都すばる高の生徒。ごみを捨てたくなる仕掛けが施されている(京都市伏見区・稲荷小)

ごみ箱を手作りした稲荷小の児童と京都すばる高の生徒。ごみを捨てたくなる仕掛けが施されている(京都市伏見区・稲荷小)

 訪日観光客らの急増に伴う伏見稲荷大社(京都市伏見区)周辺のごみ対策として、近くの稲荷小の児童らがごみ箱を手作りし、裏参道の商店などに21日設置した。ごみを捨てたくなるようなユニークな仕掛けやデザインが施され、住民にも観光客にも優しい地域づくりに期待を込めた。

 大社かいわいの環境や交通の問題を受け、市や地域の団体、商店などでつくる「伏見稲荷大社周辺の住みよいまちづくり会議」が昨春に発足。若い感性やアイデアを生かそうと、同小の4年生も昨秋から解決策を考え、思わず捨てたくなるごみ箱作りを進めてきた。
 京都すばる高(伏見区)の生徒も協力。ペットボトルを入れるとイラストのキツネがお辞儀をしたり、バスケットボールのリングにごみを投入できたり、ごみの量に応じてキツネのおなかの減り具合が示されたりするなど計4種類を製作した。訪日客でも分かるよう英語表記もされている。
 この日、児童らはごみ箱を3店舗に置き、男児(10)は「うまくできた。楽しみながら、きちんとごみを捨ててほしい」と話した。ごみ箱を受け取った同会議メンバーで、神具店社長の南了仁(のりひと)さん(48)は「子どものアイデアはすごい。これをきっかけにごみ箱の設置店を増やし、オーバーツーリズムの解決にもつなげたい」と語った。