京都府は21日、長岡京市の洛西浄化センターの放流水から発がん性物質の六価クロムが基準値の4・4倍検出された、と発表した。14日~17日までの一時的な検出で、下流での環境影響は確認されておらず、健康への影響も想定されないとしている。同センターの放流水から六価クロムが検出されたのは、1979年の開設以来初めて。

 水質汚濁防止法に基づき月2回の放流水の定期検査を14日に実施したところ、16日夕方、0・18ミリグラムが検出された。その時点で保管していた15日と、16日の放流水を分析したところ、いずれも基準値(1リットル中0・25ミリグラム)を上回る1・1ミリグラムを検出した。18日以降は検出されなかった。一方、流入水は最初の結果が判明した16日夕方以降、1時間ごとに簡易検査をしているが、検出しなかったという。

 六価クロムはメッキ処理などに使う物質で、府は、同センターに下水を流している京都市、長岡京市、向日市、大山崎町内の事業者から一時的に流出したとみて調査している。