離れを改修して簡易宿泊所「いなかよし」をオープンした中村さん(京都府宮津市宮村)

離れを改修して簡易宿泊所「いなかよし」をオープンした中村さん(京都府宮津市宮村)

 岡山市から京都府宮津市宮村に移り住んだ中村佐知子さん(32)が離れを改修して簡易宿泊所を開業した。3人の息子を育てる母親の立場から、子育て世帯がゆっくりと旅行を楽しめる簡易宿泊所を目指している。

 昨年9月、一家で夫の実家がある同市に引っ越した。起業のきっかけとなったのは移住前の家族旅行で利用した貸別荘。キッチンや風呂を備え「周囲に気を遣う必要がなく、子ども連れにはぴったりだった」と言う。

 購入した自宅の2階建ての離れに手を加え、今年3月、簡易宿泊所「いなかよし」をオープン。宿名には「田舎で楽しい時間を過ごし、より一層仲良くなって帰ってほしい」との願いを込めた。大人も子どもものびのびと過ごせるよう、内装はシンプルにした。料金は8月31日まで2人利用で1人8532円、7人以上利用で1棟2万7千円。

 今後は農業体験やバーベキューを楽しめるように整備したり、宿泊客のニーズに合う飲食店を紹介するパンフレットを製作したりしたいという。中村さんは「来てくれる人が宮津の人の温かさに触れられる場になるとうれしい」と話している。