観光地近くに置かれた京都市のごみ容器。週明けの朝にはごみがあふれている日が多い(京都市東山区)

観光地近くに置かれた京都市のごみ容器。週明けの朝にはごみがあふれている日が多い(京都市東山区)

 京都市は、2018年度に市のごみ処理施設で受け入れたごみの総量をまとめた。家庭ごみと事業ごみの合計は41・0万トンとピーク時の00年度と比べて半減したものの、前年度比では0・8%減にとどまった。観光客によるごみや食品ロスの発生を主な原因とみており、20年度に39万トンという目標達成に向け正念場を迎えている。

 ごみ量は00年度(82万トン)から18年連続の減少となったが、近年はペースが鈍化している。15年度は前年度比4・7%(2・2万トン)減、16年度は同5・1%(同)減だったが、17年度は1・0%(0・4万トン)減だった。18年度は家庭ごみが1・2%(0・2万トン)減、事業ごみは0・4%(0・1万トン)にとどまった。

 近年は訪日客の急増もあって市内を訪れる観光客が年間5千万人台で推移しており、市はホテルやレストランなどで食べ残しが増えているとみている。家庭や事業所から出ているごみでも、リサイクル可能な紙ごみの半分近くが可燃ごみとして出されている実態があるという。

 市は「食品ロス」の削減に取り組む事業者を「食べ残しゼロ推進店舗」として認定しており、3月末には1300店舗を超えた。紙ごみ削減対策として、分別が進んでいない賃貸マンションなどを直接指導する取り組みにも力を入れる。

 市によると、食品ロスと紙ごみをそれぞれ4分の1に減らすことができれば、20年度に39万トンという目標達成が可能といい、市ごみ減量推進課は「ハードルは高いが、取り組みを強化してさらにごみ量を減らしたい」としている。