志賀直哉 宮城県に生まれ東京で育つ。1910年に武者小路実篤らと同人誌「白樺」を創刊。「城の崎にて」「小僧の神様」など短編小説の名手として知られる。「暗夜行路」は唯一の長編で、21~37年に雑誌「改造」に断続的に連載した。2部構成の後編は主に京都を舞台に、直子との出会いや確執を描く。志賀は14~15年、23~25年、2度にわたって京都で生活、左京区や山科区など計4カ所に暮らした。