【グラフィック】京都アニメーション火災現場と在席位置

【グラフィック】京都アニメーション火災現場と在席位置

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオが放火され、男女35人が死亡、30人以上が重軽傷を負った事件で、京都府警捜査本部は14日、被害者が事件当時に在席したフロアを明らかにした。3階にいた27人のうち20人が亡くなるなど、上階ほど甚大な被害が生じた実態が明らかになった。また、負傷者が新たに1人増えて34人になり、死傷者は計69人になった。

 第1スタジオには当時、20~61歳の従業員計70人が在席していたが、無傷で助かったのは1人だけだった。府警は同日までに、建物内にいた70人に対する殺人や殺人未遂、現住建造物等放火などの疑いで、青葉真司容疑者(41)の逮捕状を取り直した。

 府警の説明では、犠牲になった人が最も多かったのは3階で、27人のうち7割を超える20人が亡くなった。いずれも屋上に通じる階段で、折り重なるように倒れていた。2階は32人のうち11人で、1階は11人のうち4人だった。3階にいて助かった人の大半は、2階に降り、ベランダから飛び降りるなどしたという。

 犠牲者35人の死因は焼死22人、一酸化炭素中毒5人、窒息死5人、全身やけど2人、不詳1人。重軽傷者34人のうち、8人が入院中で、うち4人は重体という。

 事件は7月18日午前10時半ごろに発生。青葉容疑者が第1スタジオ1階でガソリンをまき、放火したとされる。青葉容疑者自身も全身に重いやけどを負い、大阪府内の病院で治療を受けている。

 青葉容疑者は現場付近で身柄を確保された際に「小説を盗まれたから火を付けた」と話していた。その後、青葉容疑者と同姓同名の人物が過去に京アニに小説作品を応募し、1次選考で落選していたことが判明している。