提灯がともる墓前で手を合わせる参拝者(14日午後7時46分、京都市東山区・大谷祖廟)

提灯がともる墓前で手を合わせる参拝者(14日午後7時46分、京都市東山区・大谷祖廟)

 大小約1万個の提灯が山すその墓地を照らす「東大谷万灯会」が14日、京都市東山区の大谷祖廟(東大谷)で始まった。ろうそくの静かな明かりが、墓の前で手を合わせる人たちを照らし出した。

 真夏の暑い時期、涼しい夜間に参拝ができるよう境内に提灯をともしたのが始まり。午後6時ごろ、京都市中心部を見下ろす墓地の斜面につるされた小型の提灯が順に点火された。1時間ほどたつと、夕闇の迫る墓地がほのかな明るさに包まれた。台風10号接近の影響で空は雲に覆われ、時折吹き抜ける風に提灯が揺れた。

 神戸市灘区から家族3人で訪れた女性(49)は「毎年提灯がともる時に合わせてお参りに来る。今年は息子の高校受験合格のお礼が言えました」と話した。

 万灯会は16日までで午後6時点灯開始、9時消灯。15日は京都府に大雨、洪水などの警報が発令された場合は閉門する可能性がある。