水中にも広がるオオバナミズキンバイ。雨で花は散っているが、強い繁殖力を持つ(京都市東山区・七条大橋周辺)

水中にも広がるオオバナミズキンバイ。雨で花は散っているが、強い繁殖力を持つ(京都市東山区・七条大橋周辺)

 京都市の鴨川中下流部で、特定外来生物の多年草「オオバナミズキンバイ」が繁殖し、環境保護に取り組む関係者を悩ませている。河川敷や水面を覆い尽くすように群生し、在来生物や景観に影響を与える恐れがある。鴨川の保全に取り組む市民団体などは25日に初めての駆除活動を行う予定で、作業ボランティアを募集している。

 オオバナミズキンバイは中南米原産で、6~10月にかけて咲く黄色い花が特徴。水中にも繁茂し、他の植物の成長を妨げたり、野鳥のえさ場の環境悪化を招いたりする。近畿では2009年に滋賀県の琵琶湖南湖で生育が確認され、ピーク時の16年度には約30万平方メートルに拡大。生態系や漁業に悪影響を及ぼし、国や県は年間約3億円を投じて駆除活動を続けている。

 京都府によると、鴨川では17年に初めて確認された。琵琶湖疏水から流入したと見られ、現在では少なくとも丸太町通以南から桂川との合流点までの全長約10キロ間で分布が確認されているという。

 葉や茎の切れ端からでも増殖するため、早期の駆除が重要とされる。府と駆除活動を実施する市民団体「鴨川を美しくする会」の杉江貞昭事務局長(74)は「鴨川に愛着がある人に現状を知ってもらうことが大切。継続的な駆除が必要になるので、体力に自信のある人はぜひ参加してほしい」と協力を呼び掛ける。

 25日は午前9時半に塩小路橋の左岸側に集合し、同11時半まで五条大橋―塩小路橋間で駆除する。飲み物や帽子、雨具が必要。小雨決行。

 申し込みは19日までに、氏名と住所、電話番号、メールアドレス、長靴の持参の可否を明記し、府自然環境保全課のファクス075(414)4705へ。問い合わせは同課075(414)4706。