大型の乾燥機などをそろえた大豆生産の拠点となる倉庫の完成披露会(京都府南丹市八木町西田)

大型の乾燥機などをそろえた大豆生産の拠点となる倉庫の完成披露会(京都府南丹市八木町西田)

 京都産の大豆生産に取り組む大豆問屋「北尾吉三郎商店」(京都市右京区)が9日、京都府南丹市八木町西田に、大豆の乾燥調製ができる倉庫の完成披露会を開いた。問屋自らが3年前に直営農場を開いて栽培に乗り出した取り組みで、関係者は拠点完成で生産拡大に向けて思いを新たにした。

 同社によると、府内産の大豆は、高値の黒大豆や大納言小豆に押されて、約30年前からほとんど生産されていない状況だったという。同社が2016年、八木町の1ヘクタールの畑で栽培を始め、社員らが畑に通って大豆「オオツル」を生産。京都ブランドの豆腐やみそ、湯葉などに使われており、本年度は南丹市と亀岡市の計約25ヘクタールで栽培している。

 倉庫は延べ床面積約300平方メートルの平屋建てで、大型の乾燥機や色彩選別機などを備える。収穫などに使う大型機械も保管する。完成披露会には約60人が出席し、北尾吉太郎会長(93)は「大豆からしょうゆやみそを造るのは素晴らしい文化。京都産をもっと作っていきたい」と語った。