火の粉を散らしながら回転する万灯籠(京都府舞鶴市・伊佐津川河口)

火の粉を散らしながら回転する万灯籠(京都府舞鶴市・伊佐津川河口)

 京都府舞鶴市の伊佐津川河口で16日夜、伝統行事の火祭り「吉原の万灯籠(まんどろ)」が営まれた。地元の青年らが巨大な灯籠を水上で勇壮に回転させ、豊漁や海難防止を願った。

 江戸時代にクラゲが大量発生して漁ができなかった際、海の神の怒りを鎮めるために始まったとされ、府無形民俗文化財に登録されている。

 住民でつくる保存会のメンバーらが円隆寺(同市引土)で火を授かり、竹や縄で魚の形に組み立てた高さ約18メートルの万灯籠に点火。約40人がかりで慎重に万灯籠を立ち上げた。火の粉が散る中、「わっしょい」の掛け声とともに力強く回転させると、川面が赤々と照らされ、観客からは大きな拍手が送られた。