長い数珠をゆっくりと回す子どもたち(京都市中京区・ゼスト御池)

長い数珠をゆっくりと回す子どもたち(京都市中京区・ゼスト御池)

 子どもたちの健やかな成長を祈る地蔵盆を体験するイベントが18日、京都市中京区の地下街「ゼスト御池」内にある寺町広場で開かれた。親子連れや観光客らが数珠回しやゲームを楽しみながら、京都の夏に伝わる伝統行事に触れた。

 少子高齢化などを背景に参加する子どもの数が減ったり実施内容を簡略化する町内もあるなかで、地蔵盆に親しんでもらおうと、市とゼスト御池の店主らでつくる「ゼスト御池会」が催した。

 畳が敷かれた地下広場に集まった子どもらを前に、専念寺(右京区)の坂井亮玄住職(47)は「地蔵盆は、子どもたちがお地蔵さまを供養する行事です」と説明。続いて、坂井住職が読経する中、円になった参加者約20人で長さ約6メートルの大きな数珠をゆっくりと回した。会場には、体験すると菓子がもらえる輪投げや豆つかみなどのブースも設けられた。外国人観光客が興味深そうに挑戦する姿も見られた。

 家族と訪れ、これまで地蔵盆に参加する機会がなかったという女児(6)=東山区=は「初めての数珠回しは楽しかった。またやってみたい」と話していた。