京都アニメーションを応援しようと、アニメ主題曲「サウンドスケープ」の練習をする京都すばる高の吹奏楽部員と西尾顧問(左端)=京都市伏見区・同高

京都アニメーションを応援しようと、アニメ主題曲「サウンドスケープ」の練習をする京都すばる高の吹奏楽部員と西尾顧問(左端)=京都市伏見区・同高

 京都府宇治市を舞台に高校吹奏楽部が奮闘するアニメ「響け!ユーフォニアム」。製作した京都アニメーション(宇治市)が放火殺人事件で甚大な被害が受けたことから、続編の製作に協力した京都すばる高(京都市伏見区)吹奏楽部が22日、応援演奏を京都市中京区の京都文化博物館で行う。部員たちは「被害に遭った人たちを元気づけたい」との願いを演奏に込める。

 同高は2015年8月、関西大会に出場する姿を描いた「響け!ユーフォニアム2」の製作スタッフから取材を受けた。同高が同じように「関西吹奏楽コンクール」に出場した日で、スタッフ4、5人が朝の練習風景や出場前の緊張する様子などを写真や動画で丹念に撮影したという。

 完成後はエンドロールに学校名が掲載された。その後も新作が出るたびにDVDやポスターなどが送られてきたという。西尾秀樹顧問(62)は「生徒が大会に集中できるよう距離を取って取材してくれた。作品中の舞台袖の様子などはうちを参考にしてくれたかなと感じた。丁寧で義理堅い会社だった。事件を知った時は言葉が出なかったが、早く立ち直ってほしい」と語る。

 事件後、西尾顧問から過去に取材を受けた経緯があると聞いた同部員らは、再起を願って千羽鶴を送ったほか募金も集めている。22日は同館別館ホールで催される演奏会「COOL MUSIC SPOT」で、「響け!ユーフォニアム2」のオープニング主題曲「サウンドスケープ」を披露する。

 部長の3年宮川美古都さん(17)は「自分たちでできることは演奏で勇気づけること。当日は明るく元気づける演奏をし、またみんなに愛される京アニになってほしい」と話した。

 演奏会は午後5時半から。入場無料。