「わかさぎ温泉 笠置いこいの館」を巡る動き

「わかさぎ温泉 笠置いこいの館」を巡る動き

8月末で温泉と食堂の営業を休止する「わかさぎ温泉 笠置いこいの館」(笠置町笠置)

8月末で温泉と食堂の営業を休止する「わかさぎ温泉 笠置いこいの館」(笠置町笠置)

 京都府笠置町所有の温浴施設「わかさぎ温泉 笠置いこいの館」の指定管理者が、来年3月までの指定期間を残し、今月末で撤退することが21日、分かった。来月から温泉と食堂の営業を休止する。町は「運営の継続を模索していくが、再開時期は見通せない」としている。

 町によると、指定管理者の飲食店経営会社「フェイセス」(大阪市城東区)から「いこいの館の経営が好転せず、赤字が会社本体にも影響を及ぼす」として、7月に撤退の申し出があったという。館内のボルダリング施設や隣接するゲートボール場などは町が営業を続けるという。

 町は同館の運営を継続したい考え。ただ、西村典夫町長によると、さらなる公金投入は住民の理解を得られないとして、民間に無償で譲渡または貸与したいといい、今後、新たな運営の担い手を探すという。

 同館は1997年にオープンした。当初はにぎわいをみせたが、2000年度の約23万人をピークに利用者が減少。その後は赤字経営が常態化し、打開策として17年12月に運営を指定管理者に委託できるようにする条例を制定。昨年4月に指定管理者が決まり、再オープンした。指定期間は来年3月末までで、本年度当初予算に指定管理料1200万円を計上している。