事件から半年以上がたち、本格的な解体作業が始まった京都アニメーション第1スタジオ(22日午前10時24分、京都市伏見区)

事件から半年以上がたち、本格的な解体作業が始まった京都アニメーション第1スタジオ(22日午前10時24分、京都市伏見区)

 京都市伏見区のアニメ製作会社「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で、現場となった第1スタジオの建物本体を取り壊す工事が22日、始まった。朝から工事車両が出入りし、シートで覆われた建物内から重機を使って作業する音が響いた。

 第1スタジオは鉄筋コンクリート造り3階建て。現場に掲示された工程表などによると、年明けから建物の解体に向けた準備を進め、21日には作業に使う重機を屋上に上げた。工期は4月下旬まで。塔屋や屋上の解体から始め、上階から下階へ取り壊していくという。

 同社の代理人弁護士は跡地利用について「遺族や地元関係者とも協議し、諸般の事情を総合的に考慮の上、判断する」と説明。関係者によると、跡地利用について遺族から意向を聞き取る会が1月中旬に開かれた、という。

 地元の桃山町因幡東町内会はスタジオ周辺に不特定多数の人が訪れる事態が続いていることから、慰霊碑を建てたり公園にしたりしないよう、昨年12月、同社に要望している。