宇治市や木津川市など京都府南部で、図書館の書籍が大量に投棄された問題で、新たに図書館の所蔵とみられる本147冊が、宇治市二尾の乗馬クラブの敷地内で見つかったことが23日、宇治市図書館などへの取材で分かった。うち48冊は同館の蔵書という。

 同館などによると、今月7日、京都府立図書館から宇治市図書館に「図書館資料が大量に投棄されていると電話があった」と連絡が入り、宇治署に通報。同署員が確認したところ、乗馬クラブの入り口付近にある馬の銅像の土台裏側に、約10束分の本が捨ててあったという。

 図書館本の不法投棄は5月に宇治市、宇治田原町、木津川市の計5カ所で相次いで見つかり、被害が確認されたのは京都府南部を中心に11自治体図書館の約千冊。

 また、図書館本の大量投棄を受け、城陽市立図書館が盗難届を城陽署に出したことが23日分かった。盗難届の提出、受理は初めて。

 同館や城陽署によると、同館の被害は158冊。うち不明となって7年以上が経過し、時効を迎えた分を除く78冊について、盗難届を今月8日に出した。資料は同館で保管しているが、汚れなどで、再び利用できる本はないという。

 宇治市などの図書館も今後、所管の警察署に盗難届を出す予定。