完成した「ウイングパーク1st」で試走する中村輪夢(京都府宇治市)

完成した「ウイングパーク1st」で試走する中村輪夢(京都府宇治市)

 東京五輪のメダル候補に、大きな援軍が加わった。BMXフリースタイル・パークの中村輪夢(17)=ウイングアーク1st、京都つくば開成高、京都市右京区=の専用屋内練習施設「ウイングパーク1st」が22日、京都府宇治市内に完成した。最先端テクノロジーを駆使して動作をデータ化し、分析に生かせるのが特長。中村は「動きが数値化されるので分かりやすい。世界一になれる可能性が広がる」と喜んだ。

 所属先のデータ分析会社が約4億円をかけて建設した。ジャンプ台など18のセクションを配置し、9台のカメラでライダーの動きを追う。ヘルメットに着けたセンサーで速度やジャンプの高さ、滞空時間などを計測してパフォーマンスの向上につなげる。
 昨季、ワールドカップ年間王者に輝いた中村は京都向日町競輪場(京都府向日市)を拠点としているが、練習環境の整う海外でも頻繁に合宿する。国内には大きなジャンプ台が少なく、新施設は海外と同じサイズにこだわったといい、「地元に世界基準の場所ができ感謝しかない」と語る。この日は報道陣の前で試走し、スポンジが敷き詰められたセクションで新技にも挑戦した。「ジャンプの高さを磨き、技をプラスしていけたら」と成長を誓った。