設置されたパネルを確認する川嶋さん(左)と稲岡さん=京都府舞鶴市浜

設置されたパネルを確認する川嶋さん(左)と稲岡さん=京都府舞鶴市浜

 大津市で保育園児の列に車が突っ込み、園児ら16人が死傷した5月の事故を受け、京都府舞鶴市の男性2人が、幼児の散歩道を示すパネルを制作した。府北部の幼稚園や保育園の近くに設置してもらう予定で、2人は「地域全体で子どもたちを見守る活動に役立てば」としている。

 会社経営の川嶋将裕さん(70)=舞鶴市行永=と、画家の稲岡博さん(70)=同市余部下。死傷した園児たちが通っていた保育園に手作りのこまを贈った稲岡さんが、子どもたちのために何かできないかと川嶋さんに話を持ちかけたのをきっかけに、川嶋さんが経営する看板制作会社で交通安全を呼び掛けるパネルを作った。

 パネルはアルミ製で、縦26センチ横60センチ。「幼児の散歩道 あんぜんうんてんおねがいします」のメッセージとともに、カルガモの親子が歩いているイラストが描かれている。フェンスに取り付けるタイプや地中やプランターに差し込むタイプがある。

 2人は両丹私立幼稚園協会などを通じて、舞鶴だけでなく福知山や綾部、宮津各市の幼稚園や保育園に設置の協力を求めており、市民や地元自治会、企業にも設置にかかる費用の支援を呼び掛けている。20日には園児が死傷した大津市内の保育園を訪れ、パネル数枚を寄贈する。また、市民運動として広めるための会を発足させることも検討している。

 川嶋さんは「保育園などが子どもを守るのには限界がある。全国にこうしたパネルが設置され、安全運転の意識が高まってほしい」としている。

 パネル設置支援の問い合わせは、舞鶴実業会事務所0773(62)0217(水、土、日曜と祝日を除く午前9時~正午)。