たいまつが先端の「もじ」に着火し、勢いよく燃え上がった(南丹市美山町盛郷)

たいまつが先端の「もじ」に着火し、勢いよく燃え上がった(南丹市美山町盛郷)

 過ぎゆく夏の夜空を焦がす伝統の火祭り「上げ松」がこのほど、京都府南丹市美山町の盛郷、川合、殿、芦生の4地区で行われた。

 芦生は「松上げ」と言い、いずれも火魔封じに御利益があるとされる愛宕信仰に基づく行事で、府無形民俗文化財に登録されている。

 江戸中期から続く盛郷では、棚野川の河川敷に立つ高さ約15メートルの柱「灯籠木(とろぎ)」の先端にあるカヤやスギの葉で作られた火受け「もじ」を目がけて、たいまつが次々と投げ上げられた。やっとのことで着火、燃え尽きる寸前、柱を勢いよく倒して祭りを終えた。

 川合、殿近くの「ムラの駅たなせん」横の駐車場では「鶴ケ岡夏祭り」が催され、丹波音頭踊りなどでにぎわった。