アマチュア無線を使って国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士に質問する生徒(京都市伏見区・京都橘中・高)

アマチュア無線を使って国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士に質問する生徒(京都市伏見区・京都橘中・高)

 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士と生徒が交信する催しがこのほど、京都市伏見区の京都橘中・高で行われた。約400キロ上空のISSにアマチュア無線で質問を投げかけるとすぐに応答があり、生徒たちが宇宙の神秘や科学技術の進歩を実感した。

 米航空宇宙局(NASA)の教育プログラムに、同校が応募して実現した。京都府内の中学生がISSと交信するのは初めて。アマチュア無線家でつくり、ISSとの交信を支援する「関西アリスプロジェクトチーム」(大阪府)が協力した。

 ISSが日本上空に差し掛かった午後7時35分ごろから約10分間、中学生18人と無線資格を持つ高校生1人の計19人が米国人のニック・ヘイグ宇宙飛行士と交信した。生徒は英語で1問ずつ「UFO(未確認飛行物体)を見たことがありますか」「宇宙から見た地球は」などと聞くと、「UFOはまだ出会っていないが天の川は見ています」「昼は山や砂漠、海がよく見え、夜は都会の電気で日本も地図の形のように見えます」などと答えが返った。

 「宇宙飛行士になったきっかけは」との質問には「私は好奇心が強かった。宇宙飛行士は多くのことを知らなければならず、好奇心が強いと宇宙飛行士に向いているかもしれない」と返答があった。

 同中1年の女子生徒(13)は「こんなに離れても交信ができてすごいと思った。いろんな人と話すため英語をもっと勉強したい」と感動していた。

 アマチュア無線は国家資格が必要だが、今回はISSとの交信に限って無資格の小中学生の利用を認める特例を活用した。