八木城の本丸跡付近に立てられた吹き流し。八木町の街並みが一望できる

八木城の本丸跡付近に立てられた吹き流し。八木町の街並みが一望できる

登山道に立てられた、合目を記した標柱(南丹市八木町)

登山道に立てられた、合目を記した標柱(南丹市八木町)

 戦国武将・明智光秀の丹波攻略の舞台となった八木城跡(京都府南丹市八木町)をPRしようと、住民が登山道や案内標識を整備している。「城山夜明けだプロジェクト」と銘打ち、山の上にある本丸跡には目印となる吹き流しも設置。光秀が主人公のNHK大河ドラマが始まり、住民は来訪を期待している。

 八木城は守護代だった内藤氏の居城で標高約330メートルにあり、地元では「城山」と呼ばれている。東西約700メートル、南北約900メートルの丹波屈指の大規模山城で、石垣や堀切が残る。光秀の丹波攻略で落城したとされる。
 同プロジェクトは八木町観光協会や八木町南地区自治会などが参加。京都縦貫自動車道近くの登山口付近に八木城の歴史を紹介する案内看板を設置したほか、同自治会の有志が頂上から距離を測って新たに合目を記した標柱を立てた。一昨年秋の台風による倒木を片付け、木の板を使って登山道も補強した。
 本丸跡は亀岡盆地や八木町の街並みが一望でき、朝には雲海も見られるという。地上からの目印となる吹き流しもつくった。
 寺田弘和代表(62)は「諸説はあるが、八木城から、光秀の丹波攻略は始まったとも言える。眺めのいい本丸跡に立って光秀の気分を味わってほしい」と話している。