洛陽総合高の生徒が製作した絵馬とガチャガチャ販売機(奥)=京都市右京区・野宮神社

洛陽総合高の生徒が製作した絵馬とガチャガチャ販売機(奥)=京都市右京区・野宮神社

源氏物語絵巻の柄が描かれた絵馬

源氏物語絵巻の柄が描かれた絵馬

 衰退する林業の活性化につながればと、洛陽総合高(京都市中京区)の生徒が、北山杉を使った絵馬入りのカプセルくじ「ガチャガチャ」を製作し、右京区嵯峨の野宮神社で販売を始めた。絵馬には同神社ゆかりの源氏物語の絵柄が施されており、外国人観光客らに好評ですぐに完売に。今後も販売を続ける予定で準備している。

 ビジネスプランをつくる授業の一環で企画した。総合学科の情報系列の2年生4人がアイデアを出し、美術・工芸系列の生徒約10人が製作に当たった。

 絵馬は横6センチ、縦4・5センチ。京北銘木生産協同組合を通じて木材を調達し、京組みひもも付けた。絵柄は「源氏物語絵巻」に描かれている「夕霧」「橋姫」など5種類を用意。カプセルには北山杉や源氏物語などについて説明する紙片を同封した。

 今月1日、同神社の祈とうを受けた絵馬入りガチャガチャ40個を1回300円で販売したところ、外国人観光客らの土産として人気に。同4日には完売した。今後も継続販売し、ビジネスとして成り立つか検証する予定で、2年の男子生徒(16)は「国内外の観光客に北山杉の良さや日本の歴史を知ってもらいたい」と話す。

 同神社の懸野(かけの)直樹宮司も「北山杉産地は昨年の台風で大きな被害を受けた。地域貢献につながり、当社ゆかりの源氏物語も広く知ってもらえたら」と歓迎する。